妊娠するまでにどのくらいかかるかは予測できません。1年までは通常の待ち時間とされ、周期にするとおよそ12周期です。妊娠の多くは、最初の6か月以内に成立します。
妊娠しない周期が何度か続くことは珍しくなく、それだけで何かがおかしいという印ではありません。35歳以上の場合は、およそ6か月を目安に相談します。流産や子宮内容除去術(掻爬)の後については別の項目があります。経験がなければ、読み飛ばしてください。
要点まとめ
- 通常の待ち時間
- 1年まで
- 1年はおよそ
- 12周期
- 35歳以上の相談の目安
- 6か月
妊娠までどのくらいかかる?
医学的には、避妊をせずに定期的にセックスをしている場合、妊娠するまでの通常の待ち時間は1年とされています。
毎周期妊娠が成立するわけではないのには、生物学的な理由があります。妊娠が起こりやすいのは、排卵日で終わるおよそ6日間の期間です。精子は最長5日間生きられ、卵子が受精できるのは排卵後およそ12〜24時間だけです。排卵日は周期ごとに数日ずれるため、この期間は日数の幅としてしか計算できません。そこから、妊娠しない日を導き出すことはできません。計算や観察は、避妊には向いていません。
30歳・35歳・40歳の場合
妊娠までの早さは年齢にも左右され、年を重ねるごとに1年あたりの可能性は下がります。調査によって幅はありますが、避妊をせずに1年間定期的にセックスをした女性100人のうち、妊娠する人数は次のとおりです。
- 30歳:およそ75〜80人
- 35歳:およそ65〜75人
- 40歳:およそ45〜55人
これは多くの女性の平均値であり、一人ひとりに当てはまる話ではありません。40歳未満の女性では、10組のうち8組以上が1年以内に、10組のうち9組以上が2年以内に妊娠します。30代後半や40歳でも、待ち時間が長いからといって、妊娠できないという意味ではありません。
妊活の「○周期目」「周期日」「判定待ち」とは?
妊活中の方は、妊娠を目指している周期を「○周期目」と数えることがあります。「4周期目」は、妊娠を望み始めてから4回目の周期という意味です。ほかに、周期日(生理が始まった日が周期日1)や、排卵から妊娠検査までの判定待ちという言い方もあります。
この数え方は医学用語ではありません。特に流産の後などは、気持ちにそぐわないと感じる方も多いため、ここでは主に「周期」と書きます。周期は、生理の初日から、次の生理の前日までです。医療機関で相談するときに大切なのは周期の番号ではなく、経過した月数と年齢です。
何周期までが普通?
何周期までが普通かについて、決まった数字はありません。どんな人を対象にした調査かによって変わるからです。調査によって差はありますが、6周期たつとおよそ10人中6〜8人が、12周期たつとおよそ100人中75〜90人が妊娠しています。高いほうの数字は、周期を観察し、タイミングを計ってセックスをした女性のもので、上限に近い値と考えてください。
つまり、6周期たってもまだ妊娠していない女性は、およそ10人中2〜4人います。3周期目や6周期目で待っている方は、大きなグループの一員です。
周期の数で、価値は決まりません。
妊活中のセックスの頻度は?
妊娠するためのセックスについて、専門機関が挙げているのは特定の日ではなく、リズムです。周期全体を通じて2〜3日に1回、または排卵日前後は1〜2日に1回です。回数が多くても悪いことはなく、ためておく必要もありません。妊娠が起こりやすい期間はおよそ6日間と長いため、排卵日をぴったり当てる必要はありません。体位や、セックスの後に長く横になることについて、根拠はありません。
予定どおりにセックスをすることが義務のようになると、パートナーの男性を含め、2人の負担になることがあります。ぜひ話し合ってみてください。
ストレスと妊活
日常のストレスだけで妊娠できなくなるということには、確かな根拠がありません。「リラックスして」は助言ではなく、自分を責める気持ちを生む言葉です。周期を細かく観察すること自体が、ストレスになることもあります。計画することが重荷になったら、気持ちが楽なやり方を選んでください。計画を減らす方法でも構いません。
排卵検査薬は役に立つ?
排卵検査薬を使うと妊娠までの期間が短くなるかどうかは、はっきりとは分かっていません。自分の周期を知る方法の1つですが、必須ではありません。
排卵検査薬は、尿の中のホルモンLHを調べます。LHの上昇は、多くの場合、排卵の1〜2日前に起こります。つまり検査薬が示すのは上昇であり、排卵そのものではありません。周期によっては、上昇のあとに排卵が起こらないこともあります。陰性でも排卵がないとは言えません。短い上昇が、2回の検査の間に起きていることがあるからです。
検査薬を使わなくても、周期の長さからの計算で、数日間にわたる期間を絞り込めます。排卵前には、頸管粘液(おりもの)が透明で伸びやすくなることが多いです。ただし、1日だけをぴたりと当てることはまれです。28日周期でも、排卵が次の生理のちょうど14日前になるのは、10周期のうち1回ほどにすぎません。排卵検査薬も、計算も、観察も、どの周期でも避妊には向いていません。
排卵検査薬はいつ使う?
排卵検査薬を使う時期と読み方は、次の順に進めます。
- 自分で数えた複数の周期から、周期の長さを決めます。周期が変動するときは、直近6周期のうち最も短いものを使います。まだ周期の長さが分からなければ、次の生理から記録してください。それまでは、検査薬なしでも大丈夫です。
- 添付文書で、周期の何日目から始めるかを確認します。ここで挙げた日と添付文書の日が違う場合は、製品の指示が優先です。従来型のスティックタイプについて、専門の団体の患者向け情報では、28日周期でおよそ周期9日目、35日周期でおよそ14日目とされています。日本で市販されている製品は、添付文書の開始日が優先です。デジタル式は、製品によって開始日が異なります。
- 時間帯や水分の量は、添付文書に従ってください。最初の朝の尿でよいかどうかなど、検査薬によって異なります。毎回だいたい同じ時間帯に検査してください。1日1回の検査では、短い上昇を見逃すことがあります。添付文書で認められていれば、1日2回検査する人もいますが、その分検査薬が多く必要です。
- ラインは、指定された時間内にだけ読み取ります。スティックタイプでは、判定ライン(テストライン)がコントロールラインと同じかそれより濃ければ陽性です。コントロールラインは検査薬が正しく働いたことを示すだけで、出ていなければ無効です。これはメーカー上の基準であり、医学的な限界値ではありません。より薄いラインは陰性のままで、前日より濃くなっても同じです。ラインの濃さはラインについて語るものであり、自分自身を語るものではありません。
- 日付と時刻、見えた結果を記録します。
- 陽性とは、LHの上昇が示されたという意味です。排卵は多くの場合1〜2日以内に起こりますが、遅れたり、起こらなかったりすることもあります。陽性が出ても、妊娠しやすい期間が終わるわけではありません。陽性が連日続くときは、多くの場合同じ上昇として扱われます。同じ周期のうちにラインが何度か濃くなる女性もいます。
デジタル式の排卵検査薬は記号で結果を示します(日本の店頭では一般的ではなく、表示は製品によって異なります)。ここでは、スマイリーで表示する海外製品の例を挙げます。エストロゲンの上昇も示すタイプでは、空の丸は、基準値を超える明らかな上昇がないこと、点滅スマイリーはエストロゲンの上昇、固定スマイリーはLHの上昇を表します。点滅スマイリーは何日も続けて出ることがあり、まだLHの上昇ではありません。固定スマイリーはおよそ2日間表示されたままになりますが、これも同じ上昇です。LHの上昇だけを示すタイプには、空の丸と固定スマイリーしかありません。固定スマイリーが出ない周期は、上昇が2回の検査の間にあったのかもしれません。エストロゲンの上昇も示すこのタイプの添付文書には、LHの上昇が示されない周期が3周期続いたら医療機関に相談するよう書かれています。これは製品の注意書きであり、医師が定めた期限ではありません。
ラインが語るのは検査のこと。自分自身のことではありません。
いつ婦人科に相談する?
妊活中は、避妊をせずに定期的にセックスをして、およそ1年たっても妊娠しなければ、婦人科や不妊治療クリニックで調べてもらうのがよいとされています。35歳以上では、およそ6か月でそうします。40歳以上では、待ち時間がなくても相談の予約ができます。海外の指針(英国)では、36歳以上の女性は最初の受診の時点で専門医への紹介の対象になります。持病がある場合や、生理がとても不規則だったりこなかったりする場合、流産を何度か経験した場合にも、早めの相談が役立ちます。期限の最後の日まで待つ必要はありません。
妊娠には必ず2人が関わり、原因は片方にも両方にもあり得ます。そのため、通常は2人とも検査を受けます。女性は周期や既往歴の問診、超音波検査、血液検査が中心で、男性は精液検査があり、早い時期に行うのが有益なことが多いです。
不妊治療は、2022年4月から健康保険の対象になっています(日本の場合)。ただし、体外受精・顕微授精などは、治療開始時の年齢が43歳未満といった条件があります。年齢の上限は費用の扱いに関わるもので、妊娠できるかどうかを決めるものではありません。早めに、加入している健康保険や医療機関に確認してください。
相談のときは、次のことを用意しておくと役立ちます。
- 直近の生理の初日、周期の長さ、出血の日数
- 妊活を始めた時期と、セックスの頻度
- 検査をした日と結果(検査をした場合)
- 持病、服用している薬、過去の妊娠や流産
妊娠前にできること
妊娠の準備として、厚生労働省は、妊娠を望む女性に、通常の食事に加えて、サプリメントで毎日400マイクログラムの葉酸をとることを勧めています。妊娠の1か月前から妊娠3か月までが目安です。喫煙は女性にも男性にも妊孕性(妊娠する力)に影響することがあり、お酒はやめるのがいちばん慎重な選択です。薬については、医療機関や薬局に相談してください。これは準備のためであり、待ち時間を短縮するためではありません。
ピルや避妊リングをやめた後
ピルや避妊リング(IUD・IUS)を使っていた場合、待ち時間が始まるのは、その効果が切れて避妊せずに定期的にセックスをするようになってからです。ピルをやめると、最初の周期から排卵が戻ることがあります。生理がいつものリズムに戻るまでには、およそ3か月かかることがあります。避妊リングや、海外で使われるインプラントを外した後は、多くの場合、早く妊娠する力が戻ります。海外で使われる3か月ごとの避妊注射の場合は、長くかかることが多く、妊娠する力が戻るのはおよそ1年後であることが多く、人によってはさらに遅れます。エストロゲンの上昇も示すタイプの海外製排卵検査薬の添付文書は、ホルモンによる避妊をやめた後は周期が不規則なことがあると注意し、検査を始める前に2周期待つことを勧めています。
生理周期が不規則な場合
周期が大きくばらつくと、計算で求めた時間帯が広くなり、計算はほとんど役に立ちません。そんなときも、専門機関が挙げるリズムは、排卵日を知らなくても周期全体を通じて同じです。2〜3日に1回のセックスです。排卵検査薬は検査の日数が増えますし、排卵が起きなくても何度も陽性になることがあります。
周期が長いと1年あたりの機会が減るため、月数で数えてください。周期が繰り返し24日より短い、または38日より長い場合、あるいは生理が3か月以上こない場合は、1年を待たずに相談する価値があります。その前に妊娠検査をしてください。
早めに尋ねるのは、大げさではありません。
2人目の妊活・不妊治療中の場合
2人目の場合:数えるのは、新しく妊活を始めてからの期間で、年齢は1人目のときとは違っています。授乳期間や出産後の最初の周期については、助産師や医療機関に相談してください。
不妊治療中の場合:この記事の数字は、治療を受けていないカップルのものです。セックス、検査、妊娠検査のタイミングについては、通っているクリニックの指示が優先です。
判定待ちの期間の過ごし方
排卵から妊娠検査までの期間は、およそ2週間続くことが多く、多くの人にとって最もつらい時間です。日本で一般に市販されている妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から使うものが多いので、お使いの検査薬の添付文書で使用開始日を確認してください。フライング検査(早期妊娠検査)では、それより数日早く反応が出ることもありますが、その前の陰性は妊娠を否定しません。生理がこなければ、数日後にもう一度検査してください。生理予定日が分からないときは、避妊せずに最後にセックスをした日から21日以上たってから検査します。
陽性だったら、医療機関の予約をとってください。流産から数週間しかたっていない場合、陽性は前の妊娠のホルモン(hCG)がまだ残っているためかもしれません。陽性に加えて、片側の下腹部痛、肩の痛み、めまいがあるときは、出血があってもなくても、迷わずすぐに119番に電話してください。強い痛みはなく出血だけがあるときは、今日中に産婦人科に電話して相談してください(診療時間外は#7119(実施している地域のみ)や休日夜間急患センター)。詳しくは、記事の最後のボックスにあります。
待つのは、心の負担になることがあります。話を聞いてもらいたいときは、都道府県や市などが設けている「性と健康の相談センター」(不妊専門相談センター)で、不妊や妊活について相談できます(窓口や相談方法は、お住まいの地域によって異なります)。
Cyelleに記録する
この記事は、iPhoneとAndroid向けの、周期と妊娠のためのアプリ、Cyelleのブログに掲載されています。生理、排卵検査、セックス、症状を記録できます。検査の結果は自分で読み取り、示された内容を入力します。1日に複数回の検査も、時刻とともに入力できます。アプリが保存するのはあなたの入力であり、写真は使いません。
Cyelleは、妊娠しやすい時期を計算した期間として、排卵日を事実ではなく予測として表示します。予測がどのくらい信頼できるかも表示し、3周期分が記録されると、あなた自身の周期の長さで計算します。アプリは避妊の手段ではなく、診断もしません。入力した記録をCyelleが販売することはなく、アプリ内であなた自身が削除できます。
流産後の妊娠
この項目は、流産を経験した女性に向けたもので、おもに妊娠12週までの早い時期の流産が対象です。経験がなければ、読み飛ばしてください。ごく早い時期の喪失であっても、悲しんでよいのです。再び試すかどうか、いつ試すかがまだ分からなくても、当然のことです。早い時期の流産は、多くの場合、偶然に起こる遺伝子の変化が原因で、たいていは防げません。誰も間違ったことをしていません。
医学的な理由による最低限の待ち時間はありません。気持ちの準備ができて、排卵のある周期が来れば、また妊娠する可能性があります。流産は、次がどうなるかを教えるものではありません。待ち時間がどう変わるかは、人によって違います。心配なことは、医療機関で相談してください。上の数字は、妊娠するまでにどのくらいかかるかを示すもので、妊娠が続くかどうかを示すものではありません。
超音波検査をして初めて、妊娠が育っていないと分かることがあります。経過観察(自然に出てくるのを待つ方法)や子宮内容除去術(掻爬)などが、状況に応じて選択肢になります。薬を使う方法は、国や医療機関によって扱いが異なります。どの方法があなたに合うかは、医療機関と一緒に決めます。血液型がRh陰性の場合(母子健康手帳などに記載されている血液の型です)は、抗D免疫グロブリンの注射について、早めに医療機関に尋ねてください。
いつから再開できる?
流産のあと、以前の推奨では6か月待つとされていました。新しい調査では、早い時期の流産について、体の面で待つ理由はないとされています。だからといって早いほうがよいということでも、急かす理由でもありません。悲しみ方のペースは、カップルごとに違います。医療機関から待つ期間を言われた場合は、その理由を尋ねてください。
子宮外妊娠(妊娠が子宮の外にあるもの)や胞状奇胎(組織がまれに異常に育つもの)の後は、時期を医療機関が決めます。
急かされなくて、いいのです。
流産後の最初の周期
体が妊娠を自然に終えるとき(経過観察の場合や、薬を使った場合)は、生理のような、あるいはより多い出血と腹痛が、最長3週間続くことがあり、それより長いこともあります。この出血は生理ではありません。ナプキン、タンポン、月経カップを使うことはできます。ナプキンを使うと、量を把握しやすくなります。7〜14日後に超音波検査を受けるのが一般的です。組織が残っていると、次の生理で出ることもあれば、さらに治療が必要になることもあるからです。
次の試みの前に1周期お休みする「お休み周期」は、自然に経過した場合は必要ありません。最初の生理は、多くの場合5〜6週間後にきますが、もっと遅れることもあります。排卵は、その前に戻ることもあります。まれに8〜10日後、10人中9人は1か月以内です。そのため、最初の生理の前でも新たな妊娠は起こり得ます。この先数週間は妊娠を望まない場合は、フォローアップの診察で避妊について相談してください。計算や検査は、そのためには向いていません。
セックスについては、推奨が分かれています。ドイツの患者向け情報では控える理由はないとされ、英国の機関は症状がおさまるまで控えるよう勧めています。したいと思わなければならない時期はありません。医療機関の助けが必要なサインは、記事の最後のボックスにあります。
子宮内容除去術(掻爬)後の妊娠
子宮内容除去術(掻爬)は、短時間の処置で子宮の中を空にするもので、日帰りで麻酔をかけて行うことが多く、今では吸引で行うことが多いです。胞状奇胎では必要で、そうでなければ必ず必要というわけではありません。医療機関と相談します。
子宮内容除去術のあとも、決まった待ち期間はありません。生理を1回待つのが有益なことがあります。子宮内膜が新しく作られ、子宮の入り口が安定するためです。これは医師の推奨であって、厳格な決まりではなく、フォローアップの診察で話します。排卵は、ここでも最初の生理の前に戻ることがあり、生理は多くの場合およそ5〜6週間後にきます。すぐに妊娠を望まない場合は、フォローアップの診察で避妊について話してください。
希望すれば組織を調べることもできます。費用が健康保険の対象になるかは、先に医療機関に尋ねてください。およそ8週間たっても生理がこない、または極端に少ない場合は、医療機関に電話してください。医師の診察を受けたほうがよいサインは、記事の最後のボックスにあります。
流産後の排卵検査薬
流産や子宮内容除去術のあとの最初の数週間は、排卵検査薬の結果が読み取りにくいことがあります。残っている妊娠ホルモン(hCG)が結果を誤解させることがあり、周期も不規則で、上昇が何度もあったり、はっきりしなかったりします。これは検査薬の故障ではありません。海外製のデジタル式排卵検査薬の添付文書は、最近妊娠が終わったことを、表示が誤解を招くことがある状況に挙げています。待つ期間は書かれていません。不安があれば、医療機関に尋ねてください。
- 検査したいときは、先に妊娠検査をしてください。流産や子宮内容除去術のあとは、hCGがゆっくり下がるため、何週間も陽性のままのことがあります。陽性のあいだは、排卵検査薬はほとんど意味を持ちません。喪失のあとで陰性になれば、その後の陽性に意味が出てきます。
- 何週間たっても陽性のままの場合や、陰性のあとでまた陽性になった場合は、医療機関に電話してください。
- 日付、時刻、表示を記録して構いませんが、すべてのラインを解釈しようとしないでください。
周期が整ってきたら、「排卵検査薬はいつ使う?」の説明が再び当てはまります。観察をお休みするのは、いつでも構いません。
流産後の周期の数え方
流産後の最初の周期は、その後の最初の生理から始まります。その初日が周期日1です。流産の出血は生理ではなく、周期管理アプリを使っているなら、生理としてカレンダーに記録しません。新しく数えるか、続けて数えるかはあなたが決めます。大切なのは、数え方を決めておくことです。最初の数周期は予測がとくに不確かなので、日付ではなく期間で考えてください。
医療機関に相談する時期を考えるときに、ゼロから数え直す必要はありません。英国の指針は、流産が待ち時間の間に起きても、調べてもらう期限は最初からやり直しにならないと明記しています。妊活を始めてからの期間を数え続け、気になることがあれば医療機関に尋ねてください。
1回の流産のあとに原因を調べるのは、通常は行いません。疑問や不安は、いつでも相談できます。2回の流産のあとは検査について相談でき、組織の遺伝子検査が有益なことがあります。通常3回の流産のあとは、さらに検査が行われることがあります。流産や死産を経験された方のための相談窓口が、都道府県や市区町村にあります。お住まいの地域の保健センターやこども家庭センターにも尋ねてみてください。同じ経験をした人の自助グループ(ピアサポート)もあります。
新しい生理がくるたびに、悲しみや空虚感が生まれることがあります。次の試みや陽性の結果への不安も、喪失のあとにはよくあることです。話を聞いてもらいたいときは、市区町村の保健センターなどで相談できます。
つらいときは
よりそいホットライン(0120-279-338)や#いのちSOS(0120-061-338)は、無料で24時間つながります。悲しみが生活の中心を占めるようなときは、早めに医療機関や相談窓口に助けを求めてください。自分を傷つけたいと思ったときは、すぐに119番に電話してください。
参考用です。医療上の助言や診断の代わりにはなりません。
よくある質問
妊娠するまでにどのくらいかかりますか?
1年までは通常の待ち時間とされ、周期にするとおよそ12周期です。妊娠の多くは最初の6か月で成立します。1年後に妊娠している女性は、調査によって差はありますが、100人のうち、30歳でおよそ75〜80人、35歳でおよそ65〜75人、40歳でおよそ45〜55人です。これは平均値であり、一人ひとりに当てはまる話ではありません。
何周期までが普通ですか?
決まった数字はありません。調査によって差はありますが、6周期たつとおよそ10人中6〜8人、12周期たつとおよそ100人中75〜90人が妊娠しています。そのため、妊娠しない周期が何度か続くことは珍しくありません。医療機関で相談するときに大切なのは、周期の番号ではなく、経過した月数と年齢です。
妊活の「○周期目」や「周期日」「判定待ち」とは何ですか?
妊娠を望んでからの周期を「○周期目」と数えるもので、妊活中の方が使う言葉です。医学用語ではなく、気持ちにそぐわなければ、ただ「周期」と言えば十分です。判定待ちとは、排卵から妊娠検査までの待ち時間で、およそ2週間続くことが多いです。
不妊の相談は、いつ婦人科にすればよいですか?
妊娠しないままおよそ1年たったら調べてもらうのがよいとされ、35歳以上ではおよそ6か月、40歳以上では待ち時間がなくても相談できます。持病がある場合、生理が非常に不規則な場合、流産を何度か経験した場合には、もっと早くても構いません。通常は2人とも検査を受けます。予約は、いつでも早めにとれます。
流産や子宮内容除去術のあと、いつからまた妊娠できますか?
医学的な理由による最低限の待ち時間はありません。気持ちの準備ができて、排卵のある周期が来れば、また妊娠する可能性があります。排卵は最初の生理の前に戻ることもあります。子宮内容除去術のあとは、生理を1回待つのが有益なことがあり、フォローアップの診察で話します。計算や検査は、避妊には向いていません。
流産で待ち時間はリセットされますか?
英国の指針では、待ち時間の間に流産が起きても、調べてもらう期限は最初からやり直しにならないとされています。医療機関での相談は、いつでもできます。
排卵検査薬はいつ使えばよいですか?流産後でも使えますか?
使い始める時期は添付文書に書かれていて、周期の長さによって変わります。排卵検査薬が示すのはLHの上昇であり、排卵そのものではありません。検査薬で妊娠までの期間が短くなるかははっきりしていません。周期を知る1つの方法ではありますが、必須ではありません。流産や子宮内容除去術のあとの最初の数週間は、残っているhCGが結果を誤解させることがあるため、読み取りにくいことがあります。排卵検査薬も計算も、避妊には向いていません。
妊活中のセックスの頻度は?
専門機関が挙げているのは特定の日ではなく、リズムです。周期全体を通じて2〜3日に1回、または排卵日前後は1〜2日に1回です。回数が多くても悪くなく、ためておく必要もありません。計算も、観察も、排卵検査薬も、避妊には向いていません。
いつ受診する?
すぐに助けを求めてください:
- 意識が遠のく、立っていられない、冷や汗が出る、あるいはナプキンを替えてすぐにしみ通るほどの非常に多い出血:すぐに119番に電話して救急車を呼んでください。
- 検査が陽性、または生理がこない状態で、片側または強い下腹部痛、肩の痛み、めまいがある(出血を伴う場合も同様):迷わずすぐに119番に電話して救急車を呼んでください。自分で運転して向かわないでください。
- 流産や子宮内容除去術のあとの数日間に、38℃を超える熱、悪臭のあるおりもの、増していく下腹部痛:すぐに処置を受けた医療機関(かかりつけの産婦人科)に電話してください。つながらないときは救急外来を受診するか、#7119(実施している地域のみ)に電話してください。
今日中に産婦人科に電話してください(診療時間外は#7119(実施している地域のみ)や休日夜間急患センター):
- 検査が陽性、または生理がこない状態での出血。強い痛みを伴わない軽い出血でも同様です。
- 流産後の出血が数日たってからまた明らかに増えた、または検査が陰性のあとで再び陽性になった。
次のような場合は、医師に調べてもらうのがよいでしょう:
- 流産後の出血が約3週間より長く続く、またはすべて出たかどうか不安である。
- 流産後のフォローアップがまだ行われていない、または妊娠検査が数週間たっても陽性のままである。
- 流産後、およそ8週間たっても生理がこない。
- およそ1年たっても妊娠しない。35歳以上ではおよそ6か月、40歳以上ではそれより前から。生理が非常に不規則な場合、生理が3か月以上こない場合、流産を何度か経験した場合は、もっと早くても構いません。
参考用です。医療上の助言や診断の代わりにはなりません。
表示される値はすべて計算によるものです。Cyelleは避妊法ではなく、診断も行いません。





